キモエロいジャンル!【触手】
いわゆる特殊性癖の中でも、特に日本においては長い歴史を持つのが「触手」です。
ぬめぬめとした質感の触手が女体に絡みつき、1本は乳房にまきついて乳首をぬめぬめと刺激し、2~3本が下半身に向かって伸び、1本は外陰部を嬲り、もう1本はクリトリスをこすりあげ、もう1本が膣内を犯す……そして全身の性感帯を刺激された女性キャラはヨダレを垂らし、そのおぞましい姿を拒絶しつつも快楽にあらがえずにやがて抵抗しなくなってゆく……みたいな作品が描かれます。
無料のエロ漫画サイトでは、そのインパクト抜群の情景も相まって、多くの人に愛されているジャンルとして確立しています。
ちなみに、冒頭でも書いたように「触手」というジャンルはエロ漫画が描かれる以前から……つまり、漫画でエロスを表現するというメディアが生まれるはるか以前から地球上に、とりわけ日本に存在した特殊性癖でした。特に有名なのは、江戸時代の浮世絵に描かれる触手です。
世界にその名を知られる葛飾北斎は、「蛸と海女」というあまりにも有名な作品において「触手×エロ」を表現しています。タコが海女さんに絡みつき、その8本の脚を使って彼女を快楽地獄に堕としている……そんな情景が迫力たっぷりに描かれています。
要するに、浮世絵の時代から連綿と受け継がれてきた日本のHENTAI文化が今、エロ漫画というメディアを使って花開いているわけなのです。